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大冒険で得たもの

大冒険で得たもの

用事があって、関西に行ってきました。

用事は金曜日だったのですが、日帰りするか…?

思い切って、週末、観光してから帰るか…?

観光するなら、その間、我が子はどうしようか?

考えた結果、夏休み初日を、子どもと2人、関西旅行をして過ごしました。

2人で一緒に移動し、一緒に宿泊し…、一緒に過ごしたのですが、ちょっとしたチャレンジもさせました。

それは、自分で切符を買って、改札を通ること!

私の住む地域には線路が通っていません。

数年前に、バスも廃線になりました。

最寄りのバス停や駅に行くために、車が必要です。

…そのため、我が子、公共の交通機関を利用した経験が、ほとんどありません。

電車に乗ること(母がそばにいるとは言え)は、乗ってしまえば目的地まで座っているだけの、飛行機以上の大冒険!でした。

そして、何回目かに改札を通った後、背後から、

「あっ!」という小さな悲鳴が‼️

何ごと⁉️と振り返ると、困った顔で、

「切符、取り忘れた💦どうしたらいい?」と…。

そこ?

切符を買い間違えるとか、乗り間違えるとかでなく、そこで失敗するのか、君は?

…と、私もちょっと困惑しつつ、

「うーん。どうしようか?」と、問い返すと…。

少し考えて、「駅の人に言う?」と。

まず、黙って困っていないで、「あっ」と声をあげ、何があったか説明できたことも、我が子ながら「よくやった!」と思います。

そして、適切な人に助けを求めることを選択できたのが、電車初心者、よくがんばりました。

遅い時間だったこともあり、駅員さん、近くにはいなかったので、そこからの対応は、ちょっと手伝いました。

さて、この経験から、「失敗💦」しても、リカバーできる!大丈夫!ということを学んだようです。

些細なミスにクヨクヨしがちな、やや繊細な我が子ですが、旅の終わりには「まあ、大丈夫かな」と、よく口にするようになっていました。

ドキドキして、緊張して、ちょっと不安だったけど、「楽しかった🎵」そうです。

子どものうちは、ほんの小さな失敗を、この世の終わりのように感じがちです。

悲しくて気持ちが切り替えられなかったり、悔しくて怒ってしまったりすることもあります。

失敗することが、特に苦手なお子さんの場合は、まずは「成功すること」を小さなことから積み重ねていき、新しいことへの拒否感を持たなくて済むようにすることも必要です。

また、成功できそうなことからチャレンジし、「失敗した!」「できない!」と感じさせない工夫(難易度の調整等)も、大人の側の配慮としては大切なことです。

そして、「自分はできる!」「自分はこれができた」という経験を重ね、自信が持てたなら、次は、「失敗しても大丈夫」「なんとかする方法はある」「助けてもらえる」ということに、少しずつ気づいて欲しいと願っています。

センターの子どもたちも(もちろん、それぞれの発達段階や個性に合わせて成功体験を積んだ上で、)大人が適切に介入、サポートしながら、「失敗しちゃった。でも、大丈夫‼️」という経験を積む機会を作っていきたいと思っています。

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