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1人じゃできなくても…

1人じゃできなくても…

今月の画像は、昨夏、くじら農園で育てたひまわりの種です。

実は、「ことばの種」執筆にあたって、私が最も頭を悩ませることの1つが、この、月ごとの「種」の画像です💦

季節に合った、種を見つけ、写真を撮るのですが、お気づきの通り(?)、私には視覚的なデザインのセンスがない…。

ですが、今月の画像は、ちょっと自信作ですよ!

M先生に倉庫からひまわりの種を探してもらい、S先生、C先生のアイデアと手を借り、K先生の作ったひまわりの壁面飾りを(勝手に)拝借し、この画像ができました。

私は、実はわりと「苦手」が多い人間です。

1人で完璧にできることは少なく、仕事上も、他の職員に力を借りることが多いです。

でも…。

自分で何でもできる人には、憧れるし、努力は続けるけれど、まあ、今はこれでもいいかな?と思っています。

(いつも助けてくれる、仲間たちには感謝です‼︎)

だって、私が自分で撮ったこの写真より、トップの画像の方が、断然、素敵に仕上がっているでしょう?

自分の力で、色々なことができるのは、大切なことです。

生活上の必要性だけでなく、「できる」ことが、自己肯定感にもつながるからです。

…とはいえ、やはり、人には得手不得手って、あると思うのです。

どうしてもできないことや、苦手なことは、周りの人に手伝ってもらうというのも、大切な対処法ではないでしょうか?

今、センターでは、毎日の活動に水遊びを取り入れています。

プールバックからお着替えの服や、水着を出すこと、脱いだ服をしまうこと(お子さんによっては、たたむことも)、水着を着る、脱ぐ、濡れた身体を拭くこと…。

少しずつ、自分でできるように練習しています。

同時に、職員が意識して促しているのが、「手伝って」の発信です。

自分が着てきた服と、これから着る洗い立ての服を、区別することだって、子どもにとっては、案外難しいことです。

普段のお着替えは自分でできる子でも、水着の着脱や、湿った身体で下着を着るのには、苦戦することがあります。

そんな時に、「手伝って」「助けて」と、近くの大人に伝えることができれば、1人で困って、途方に暮れなくてすみます。

大人になっても、苦手なことや、わからないことは、あるんだよ。

将来、みんなが「困ったな」と感じた時、周りの人に助けを求める方法があれば、乗り越えていけるんじゃないかな?

子どもたちが、いつか大人になった時のことを考えるなら、全部、1人でできることだけでなく、上手に「手伝って」と発信し、助けてもらうことも、今、身につけておくといいスキルではないかと思っています。

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