- ことばの種
夏休みの宿題💦
小学生以上のお兄ちゃん・お姉ちゃんのいるご家庭では、そろそろ夏休みの宿題が、追い込みの時期でしょうか?
皆さんは、子どもの頃、夏休みの宿題にはコツコツ取り組んでいましたか?
私は、最初の数日がんばって、その後は…。
ちょうど今くらいの時期に、仕事の休みが取れることになった父から、「◯日に旅行に行く。宿題が終わってないと連れて行かない!」と、宣言されて、ほとんど丸ごと残った宿題を、必死でやっつけていました💦
宿題の取り組み方も、子どもにより、ご家庭により、色々ですね。
コツコツ毎日、自分の力で取り組めれば、もちろん、それが理想ではありますが…。
ある友人の子ども(小学校6年生)は、今年、初めて宿題をしたそうです。
…⁉️
ちょっとびっくりしますね。
私なら、手伝ってでも、どうにか宿題を終わらせようとしてしまいます。
友人いわく、
「自分でやらせないと意味がないから、手伝わない。やらずに先生に叱られる経験も、しておけばいい。」
…なかなか思い切った教育方針ですが、なるほど、それもそうかもしれませんね。
ただ、これは、その子ども自身の学力、性格、特性等にもよると思うのですが、もし、1人でできなくて困っているのなら、大人が適切に手伝うことも、その子の育ちにとって効果的です。
夏休みの宿題や、日々の生活の課題は、しなければいけないことの量が多く、取り組む期間が長いため、ゴールが見えづらいです。
子どもにとっては、取り組むこと自体が難しいように感じます。
「この課題から始めよう」
「ここまでやろう」
「これができたね!」
と、取りかかるための手がかりや、小さなゴールを提示するだけでも、ずいぶん取り組みやすくなるはずです。
また、
「自分は宿題しなくて、先生に叱られる子なんだ。」
「あの子は、いつも先生に叱られるような子だ!」
というような、「自分(あの子)はダメな子」というイメージを持ってしまったり、
「宿題はしなくてもいいもの」
「先生(大人)に叱られても、きかなくていい」
というような、望ましくない認識をしてしまったりする場合があるかもしれません。
これは、夏休みの宿題に限ったお話ではありません。
そのお子さん、それぞれの課題、今、身に付けてほしいこと…。
例えば、自分でお着替えをすること、お集まりの時間には座ってお話をきくこと、あいさつをすること。
どうやって身に付けていけばいいかな?
大人が手伝って、「できた!」を経験することが有効かな?
ほんの少しだけ、手伝うことで、取り組むきっかけを作るのがいいかな?
それとも、自分でしなかったことで、「あれ?困ったぞ💦」を経験したら、納得して取り組めるかな?
センターでは、それぞれのお子さんの育ちや、様子をよく観察し、「宿題」(課題)に取り組むための、効果的なかかわり方を見きわめています。