児童発達支援センター伊予くじら 社会福祉法人くじら児童発達支援センター伊予くじら

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「せーの1,2,3♪」(くじらチーム)

「せーの1,2,3♪」(くじらチーム)

10月18日はセンターの運動会です。くじらチームの演目についてお知らせしますね。

種目決めにあたっては、日頃の遊びやマラソンの取り組みの中で、くじらチームの一人一人が好きなことや得意なことを探りました。

踊りと体操、どっちがみんなで楽しめるかな?

手に持つ道具があったほうが意欲が持てるかな?

パラバルーンやシフォンスカーフ、ポンポン、手旗なども遊びの中に取り入れていきました。

いろいろと試して、1つは視覚的にも動作としてもみんなで楽しめたパラバルーンに決定しました。

バルーンを思い切り揺らして楽しんでから、職員が曲や振付に合わせてモデルを見せました。目の前でしていると「今すぐ触りたい‼」と子ども達から多数の声が出るかな?と思っていました。

すると「先生、がんばって」「じょうず!」「つぎ(〇〇くんも)やりたいよー」と言いながら「見ること」も楽しめていました。注目すると、自分で行う時にやり方がよくわかります。

職員が大きな声で「座って」「立って」などなどの声掛けを数多くしなくても、「始まる前はバルーンを持って座るよね」と子ども達からの発信もあり【わかってできること】の参加が進んでいます。

少しずつ、お庭やホールで他のチームにも見てもらっているところです。「上手だったよ」と褒められて照れたり、うれしかったりするなどの気持ちを味わい、豊かな感情表現の体験にもつながりつつあります。

週明けの気持ちや、体調などで「『うんどうかい(練習)』今日はいやだな」と子どもからのことばやサインが出ているときは「椅子に座って応援してね」と待ち方の約束をしています。

このように、ただいま「練習中!」運動会への取り組みをしています。みんなで「せーの」の合図を聞いて、「1,2,3」のタイミングを合わせて、バルーンを膨らませたり、初めて出会う曲に親しんだりと経験を増やしている子ども達です。

↑「大きい風船ができたらいいね」と目当てを持って、練習中です。

↑「自分がバルーンの中に入った時」のイメージを視覚的に伝えています。

「みんなで、同じ動きを共有する」「チームで成功体験を持つ」ことを体験して、日々社会性やコミュニケーションの力が育くまれています。運動会への取り組みを経験して成長している姿を、保護者の皆様と共有できれば幸いです。

「うんどうかい」ってなあに?という子ども達の問いに「みんなですると楽しい」ことだよ。「ちょっとだけ頑張るといいことがあるよ」と体験や職員とのかかわりから伝わることを願っています。

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